【もり兄のお金の授業⑧】銀行ってどんなところ?~みんなのお金を預かってくれる場所~

子どものためのお金の勉強

こんにちは、もり兄です。

この記事は、「お金」という身近でありながら、意外と知られていないテーマを子どもと一緒に楽しく学んでいく内容です。

先生方に日頃の授業や朝の会、ちょっとしたお話の時間にご活用いただけるように作成しました。

この記事を読むことで、先生ご自身も新たな発見をされたり、教材研究のヒントを見つけたりしていただけたら嬉しいです。

さあ、子どもたちと一緒に、お金の不思議を探究する旅に出かけましょう!


前回の「貯金ってどうして大事なの?」では、お金を貯める大切さ貯金のコツについて学んだね。

なんのために貯金したいのか?目標は決まったかな?

まだだよ〜って人は、まずはこちらをご覧ください!

さて、今回のテーマは「銀行

みんなは、「銀行」という言葉を聞いたことはあるかな?

お家の人と一緒に行ったことがある人もいるかもしれないね。

銀行には、ATMという機械があって、お金を入れたり、出したりすることができるよね。

でも、銀行って、それ以外にどんなことをしているんだろう?

今回は、みんなの大切なお金を預かってくれる、そしてお金について色々なことをしてくれる「銀行」のひみつを探っていこう!

銀行の3つの役割

まずは結論から!

銀行には次の3つの大きな役割があるんだ。

  1. みんなのお金を安全に預かってくれる(預金)
  2. お金を必要としている人に貸してくれる(融資)
  3. お金のやりとりを便利にしてくれる(支払いなど)

銀行は、単にお金を預けているだけの場所じゃなくて、みんなの生活や社会を支えている、とても大切な役割を果たしているんだね。

それでは、3つの役割を一つずつ見ていこう!

銀行は「みんなの財布」を預かる場所

銀行の一番大切な仕事は、みんなが貯金したお金を安全に預かってくれることだよ。

もし、みんながたくさんの貯金をしたとして、全部お家に置いておいたら、なくしてしまったり、盗まれてしまったりするかもしれないよね。

でも、銀行に預けておけば、そんな心配はいらないんだ。

銀行は、みんなが預けたお金を、しっかりした金庫(きんこ)で大切に守ってくれるんだよ。

これを「預金(よきん)」といいます。

ここでちょっと豆知識!

「あれ?『貯金』と『預金』って、何が違うの?」って思った人もいるかもしれないね。

実は、少しだけちがいがあるんだ。

貯金

お金をためる行動そのもの

ゆうちょ銀行に預けるとき

預金

ゆうちょ銀行以外の銀行にお金を預けるとき

どちらも「お金を貯める」という点では、共通しているからあまり細かいことは気にしすぎないでね。

銀行は「お金の貸し借り」をする場所

銀行のもう一つの大事な仕事は、お金を必要としている人や会社に、お金を貸してあげることだよ。

これを「融資(ゆうし)」といいます。

【例えば】
お店を開きたい人
 お店を作るためのお金がない時、銀行がお金を貸してくれるよ。

家を建てたい人
 家を建てるには、たくさんのお金が必要だね。

 銀行がお金を貸してくれて、少しずつ返していくことができるんだ。

銀行は、みんなが預けてくれたお金を元にして、お金を必要としている人や会社を助けているんだ

そして、お金を借りた人は、借りたお金に少しだけ「利子(りし)」というお金を上乗せして銀行に返します。

この利子が、銀行の収入になるんだよ。

 

銀行を使うと便利になること

銀行に自分のお金を預けておくと、こんな便利なことがあるよ。

お金が安全に守られる
お家に置いておくよりも、銀行のしっかりした金庫に預けておけば、なくしたり、盗まれたりする心配がないから安心だね。

どこにいてもお金が使える
銀行のカードさえあれば、遠く離れた場所でもATMを使って、銀行にしまってある自分のお金を引き出すことができるよ。また、家族や友達に簡単にお金を送ることもできるんだ。

おこづかい帳がもっと楽になる
銀行に預けたお金を出し入れすると、いつ、いくら、お金を動かしたかの記録が残るんだ。これをおこづかい帳に書き写せば、お金の管理がもっと簡単になるよ。

 

まとめ:もり兄ク〜イズ

もり兄
もり兄

今日勉強したことをたしかめよう!

銀行が、みんなのお金を安全に預かってくれること。このことを、むずかしい言葉で何というでしょう?

銀行が、お店を開きたい人や家を建てたい人など、お金を必要としている人に貸してあげることを何というでしょう?

銀行を使うと便利なこととして、間違っているものはどれでしょう?

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