こんにちは、もり兄です。
この記事は、「お金」という身近でありながら、意外と知られていないテーマを子どもと一緒に楽しく学んでいく内容です。
先生方に日頃の授業や朝の会、ちょっとしたお話の時間にご活用いただけるように作成しました。
この記事を読むことで、先生ご自身も新たな発見をされたり、教材研究のヒントを見つけたりしていただけたら嬉しいです。
さあ、子どもたちと一緒に、お金の不思議を探究する旅に出かけましょう!
前回の「お買い物名人になろう!」のお話では、「いるもの」と「ほしいもの」を考えたり、「予算」を立てたりして、かしこくお金を使う方法を学んだよね。
こちらも合わせてご覧ください!!
【もり兄のお金の授業】お買い物名人になろう!〜かしこいお金の使い方〜
でも、「よし、予算通りに使ったぞ!」と思っていても、いざお財布の中を見てみたら、「あれ?いつの間にかおこづかいがなくなっちゃった!」なんて経験はないかな?
今回は、そんな「いつの間にかなくなっちゃうお金」をなくして、お金の使い方が上手になる魔法の道具、「おこづかい帳」について、一緒に学んでいこう!
おこづかい帳ってなんだろう?
おこづかい帳というのは、みんながもらったおこづかいや、使ったお金を記録しておくノートやアプリのことだよ。
「えー、めんどくさい!」って思ったかな。
おこづかい帳は、みんなが「おこづかい名人」になるための、とても大切な道具なんだ。
・今、お金がどれくらいあるか、すぐにわかる!
・何にいくら使ったか、はっきりわかる!
→ これがわかると、立てた予算通りに使えているかも確認できるね!
・「無駄遣いしちゃったかな?」って気づける!
・ほしい物を買うために、あといくら貯めればいいか計画できる!
「よし!今日からおこづかい帳をつけ始めるぞ!」と決意しても、残念ながら途中でやめてしまう人もいるんだ。
・「書き忘れた!」が続いちゃう
お菓子を買ったのに書くのを忘れちゃった。次の日も忘れちゃった。こうなると、「もうわかんないや!」ってやる気がなくなっちゃうことがあるんだ。
・計算が合わなくて、あきらめちゃう
もらったお金と使ったお金を計算したら、なぜか残りのお金が合わない…。「あれ?どこで間違えたんだろう?」って悩んでいるうちに、面倒になっちゃうこともあるよ。
・「なんのためにつけてるの?」って思っちゃう
毎日つけているけど、「これ、何かの役に立つの?」って疑問に思っちゃうと、だんだんつまらなくなってやめちゃうことがあるんだ。
でも大丈夫!
この「やめちゃうポイント」がわかっていれば、対策もできるよね。
次は、「お金の見える化」ができる魔法の道具おこづかい帳のつけ方を見ていこう!
おこづかい帳のつけ方、かんたん3ステップ!
おこづかい帳のつけ方は、とても簡単だよ。ノートと鉛筆があればすぐに始められるよ。
ステップ1:もらったお金を記録しよう!
おこづかいをもらったら、まず最初に、もらった日付と、もらった金額を記録しよう。
- 日付:〇月〇日
- 内容:おこづかい
- 入ったお金(収入):〇〇円
例:7月10日 おこづかい 500円
ステップ2:使ったお金を記録しよう!
何かを買ったり、使ったりしたら、そのたびに使った日付と、何に使ったか、使った金額を記録しよう。ここが、予算通りに使えているかを確認する大切なポイントだよ!
- 日付:〇月〇日
- 内容:何に使ったか(お菓子、文房具、ゲームなど)
- 使ったお金(支出):〇〇円
例:7月10日 お菓子 150円 例:7月11日 消しゴム 100円
ステップ3:残ったお金を計算しよう!
もらったお金から使ったお金を引いて、今、いくら残っているか計算してみよう。
残ったお金(残高):入ったお金 - 使ったお金
例: 最初のおこづかい:500円 お菓子に使った:150円 残ったお金:500円 - 150円 = 350円
消しゴムに使った:100円 残ったお金:350円 - 100円 = 250円
これを毎日続けていくと、自分のお金がどんな風に動いているのか、よくわかるようになるよ。
おこづかい帳を続けるコツ!
「毎日つけるのは大変そう…」と思うかもしれないけど、続けるためのコツがあるよ。
おこづかい帳を続けるポイント
- すぐに記録する:使ったらすぐに書くのが一番!後でまとめて書こうとすると、忘れちゃうことが多いからね。
- かんたんに書く:細かく書きすぎなくても大丈夫。何に使ったか、いくら使ったかがわかればOKだよ。
- 楽しく続ける工夫をする:好きなキャラクターのノートを使ったり、シールを貼ったり、自分だけのおこづかい帳にしてみよう!
- 買いたいものを決める:お金をためて何に使いたいかを考えておこう!目標に向けてがんばれるよ!
おこづかい帳は、みんなが自分のお金をコントロールする力をつけるための、大切な練習なんだ。この練習を続けることで、将来、もっと大きなお金を扱うときにも、きっと役に立つはずだよ。