こんにちは、もり兄です。
この記事は、「お金」という身近でありながら、意外と知られていないテーマを子どもと一緒に楽しく学んでいく内容です。
先生方に日頃の授業や朝の会、ちょっとしたお話の時間にご活用いただけるように作成しました。
この記事を読むことで、先生ご自身も新たな発見をされたり、教材研究のヒントを見つけたりしていただけたら嬉しいです。
さあ、子どもたちと一緒に、お金の不思議を探究する旅に出かけましょう!
みんなは、お店でお買い物をするとき、どんなことを考えているかな?
「これほしいな!」「あれもほしい!」って、たくさんの物に目がいっちゃうことがあるよね。でも、お買い物って、ただほしい物を買うだけじゃないんだ。
今回は、みんなが「お買い物名人」になるための、かしこいお金の使い方について、もり兄と一緒に学んでいこう!

今回のテーマは
「お買い物名人になろう!」
「いるもの」と「ほしいもの」を考えよう!
お買い物で大切なのは、「いるもの(必要なもの)」なのか、「ほしいもの(あったらいいな、というもの)」なのかを考えることだよ。
ハンカチ、マスク、ノート、下敷き、鉛筆など、生活や、勉強に本当に必要な物。
ほしいもの(あったらいいな、というもの)
新しいゲーム、流行のおもちゃ、バズったお菓子など、なくても困らないけれど、あったらもっと楽しい物。
おこづかいをもらったら、まず「いるもの」がないかな?って考えてみよう。もし「いるもの」がないなら、残ったお金で「ほしいもの」を買うかどうかを考えるのが、お買い物名人の第一歩だよ。
予算を立ててみよう!〜計画的にお金を使おう〜
「ほしいものがたくさんあるけど、おこづかいはこれだけ…どうしよう?」そんな時に役立つのが、「予算を立てる」ということだ。
予算を立てるというのは、「自分は今、いくらお金を持っていて、その中でいくら使うか、あらかじめ決めておくこと」だよ。
1.まず、「いるもの」にいくら使うか考える。
(ノートが無くなりそうだったら、新しいノートに100円、みたいに)2.残ったお金で「ほしいもの」を買うことを考える。
(例えば、ゲームセンターで1回100円、お菓子に150円、など)
3.もし、ほしいものがたくさんあっても、予算の中で買えるものだけを選ぶ。
このように、あらかじめ「これにいくら使う」と決めておくことで、お金を使いすぎたり、「あれも買えばよかった!」と後で後悔したりするのを防げるんだ。
すぐに買っちゃうは要注意!〜衝動買い(しょうどうがい)をふせごう!〜
お店に行くと、かわいい物や、面白そうな物がたくさん並んでいるよね。思わず「わー、これほしい!今すぐ買っちゃう!」ってなることもあるかもしれない。
でも、ちょっと待って! その「今すぐ買いたい気持ち」だけで買ってしまって、後で「あ、これ、あんまり使わなかったな…」とか「もっと安いお店があったのに!」って後悔したことはないかな?
これを「衝動買い(しょうどうがい)」と言うんだ。
衝動買いを防ぐための工夫
一度考えてみる
「本当にいるかな?」「なくても困らないかな?」と、一度立ち止まって考えてみよう。
家に帰ってからもう一度考える
お店では興奮していても、家に帰って落ち着いて考えると、「やっぱりいらないかも」と思うこともあるよ。
他の店と比べてみる
同じ物でも、お店によって値段が違うことがあるよね。いくつかのお店を見て回ると、もっと安く買えるかもしれないよ。
お金は大切に使おう!
お買い物は、みんなが持っている大切なお金を使って行うものだね。だからこそ、一つ一つの買い物をじっくり考えて、自分にとって本当に価値のある物を手に入れることが大切だよ。
お買い物名人になる練習をすることで、お金を上手に使う力が身について、将来、もっと大きなお買い物をするときにもきっと役に立つはずだ!
おこづかいから毎月の予算を決めて、お買い物名人になる練習をしていこう!