【もり兄のお金の授業⑤】お買い物名人になろう!〜かしこいお金の使い方〜

子どものためのお金の勉強

こんにちは、もり兄です。
この記事は、「お金」という身近でありながら、意外と知られていないテーマを子どもと一緒に楽しく学んでいく内容です。
先生方に日頃の授業や朝の会、ちょっとしたお話の時間にご活用いただけるように作成しました。
この記事を読むことで、先生ご自身も新たな発見をされたり、教材研究のヒントを見つけたりしていただけたら嬉しいです。
さあ、子どもたちと一緒に、お金の不思議を探究する旅に出かけましょう!


みんなは、お店でお買い物をするとき、どんなことを考えているかな?
「これほしいな!」「あれもほしい!」って、たくさんの物に目がいっちゃうことがあるよね。でも、お買い物って、ただほしい物を買うだけじゃないんだ。
今回は、みんなが「お買い物名人」になるための、かしこいお金の使い方について、もり兄と一緒に学んでいこう!

もり兄
もり兄

今回のテーマは

「お買い物名人になろう!」

「いるもの」と「ほしいもの」を考えよう!

お買い物で大切なのは、「いるもの(必要なもの)」なのか、「ほしいもの(あったらいいな、というもの)」なのかを考えることだよ。

いるもの(必要なもの)
ハンカチ、マスク、ノート、下敷き、鉛筆など、生活や、勉強に本当に必要な物。
ほしいもの(あったらいいな、というもの)

新しいゲーム、流行のおもちゃ、バズったお菓子など、なくても困らないけれど、あったらもっと楽しい物。

おこづかいをもらったら、まず「いるもの」がないかな?って考えてみよう。もし「いるもの」がないなら、残ったお金で「ほしいもの」を買うかどうかを考えるのが、お買い物名人の第一歩だよ。

予算を立ててみよう!〜計画的にお金を使おう〜

「ほしいものがたくさんあるけど、おこづかいはこれだけ…どうしよう?」そんな時に役立つのが、「予算を立てる」ということだ。

予算を立てるというのは、「自分は今、いくらお金を持っていて、その中でいくら使うか、あらかじめ決めておくこと」だよ。

【 例 】おこづかいが500円の場合

1.まず、「いるもの」にいくら使うか考える。
(ノートが無くなりそうだったら、新しいノートに100円、みたいに)2.残ったお金で「ほしいもの」を買うことを考える
(例えば、ゲームセンターで1回100円、お菓子に150円、など)

3.もし、ほしいものがたくさんあっても、予算の中で買えるものだけを選ぶ

『新しい筆箱1000円』のように「いるもの」が高い場合もあるよね。そのために毎月のおこづかいを使い切らずに翌月までためておくことも大切だね。
このように、あらかじめ「これにいくら使う」と決めておくことで、お金を使いすぎたり、「あれも買えばよかった!」と後で後悔したりするのを防げるんだ。

すぐに買っちゃうは要注意!〜衝動買い(しょうどうがい)をふせごう!〜

お店に行くと、かわいい物や、面白そうな物がたくさん並んでいるよね。思わず「わー、これほしい!今すぐ買っちゃう!」ってなることもあるかもしれない。

でも、ちょっと待って! その「今すぐ買いたい気持ち」だけで買ってしまって、後で「あ、これ、あんまり使わなかったな…」とか「もっと安いお店があったのに!」って後悔したことはないかな?

これを「衝動買い(しょうどうがい)」と言うんだ。

衝動買いを防ぐための工夫

一度考えてみる
「本当にいるかな?」「なくても困らないかな?」と、一度立ち止まって考えてみよう。

家に帰ってからもう一度考える
お店では興奮していても、家に帰って落ち着いて考えると、「やっぱりいらないかも」と思うこともあるよ。

他の店と比べてみる
同じ物でも、お店によって値段が違うことがあるよね。いくつかのお店を見て回ると、もっと安く買えるかもしれないよ。

お金は大切に使おう!

お買い物は、みんなが持っている大切なお金を使って行うものだね。だからこそ、一つ一つの買い物をじっくり考えて、自分にとって本当に価値のある物を手に入れることが大切だよ。

お買い物名人になる練習をすることで、お金を上手に使う力が身について、将来、もっと大きなお買い物をするときにもきっと役に立つはずだ!

おこづかいから毎月の予算を決めて、お買い物名人になる練習をしていこう!

まとめ:もり兄ク〜イズ

もり兄
もり兄

今日勉強したことをたしかめよう!

「生きていくためや、勉強するために本当に必要な物」は、次のうちどれでしょう?

おこづかいの中で「何にいくら使うか、あらかじめ決めておくこと」を何というでしょう?

お店で「今すぐほしい!」という気持ちだけで、よく考えずに物を買ってしまうことを何というでしょう?

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