こんにちは、もり兄です。
この記事は、「お金」という身近でありながら、意外と知られていないテーマを子どもと一緒に楽しく学んでいく内容です。
先生方に日頃の授業や朝の会、ちょっとしたお話の時間にご活用いただけるように作成しました。
この記事を読むことで、先生ご自身も新たな発見をされたり、教材研究のヒントを見つけたりしていただけたら嬉しいです。さあ、お金の不思議を探究する旅に出かけましょう!
みんなお財布の中には、どんなお金が入っているかな?
1円玉から1万円札まで、いろいろな種類があるよね。でも、実は「お金」って、日本の中だけじゃなくて、世界中にもっとたくさんの種類があるんだ。
今回は、日本のお金をもう一度よく見て、それから世界の国々で使われている、ちょっぴり不思議で面白いお金のことを一緒に探検してみよう!

今回のテーマは
「お金の種類〜日本のお金と世界のお金〜」
日本のお金をよく見てみよう!
まずは、みんなが一番よく知っている日本のお金について、見てみよう。
日本には、大きく分けて2種類のお金があるね。
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紙でできた「お札」
令和6年に多くのお札のデザインが変わったよ。お札には、どんな人が描かれているか知っているかな?
1,000円札 北里 柴三郎(きたさと しばさぶろう)
2,000円札 沖縄県の守礼門(しゅれいもん)
5,000円札 津田 梅子(つだ うめこ)
10,000円札 渋沢 栄一(しぶさわ えいいち)
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金属でできた「硬貨」
硬貨は、お札と違って、植物や建物が描かれているよ。どんなものか知っているかな?
1円玉 若木
5円玉 稲穂、歯車、水
10円玉 平等院鳳凰堂(びょうどういんほうおうどう)、唐草(からくさ)
50円玉 菊
100円玉 桜
500円玉 桐(きり)
これらのお札と硬貨を合わせて、「 円 」という単位で、私たちは毎日お買い物をしているんだ。
実際の写真は、日本銀行HPで詳しく見ることができるよ!自主学習で調べてみても楽しいよ!
世界にはどんなお金があるの?〜他の国の「通貨」を見てみよう!〜
日本のお金は「円」だけど、世界にはたくさんの国があって、それぞれの国が違う名前のお金を使っているんだ。この、国によって違うお金の名前を「通貨」と呼ぶよ。
いくつか有名な国の通貨を見てみよう!
アメリカ:ドル(Dollar)
アメリカのお金は、よく映画やテレビで見るかもしれないね。お札には、アメリカの歴史で大切な役割をした人たちの顔が描かれているよ。
ヨーロッパ:ユーロ(Euro)
ヨーロッパにはたくさんの国があるけど、多くの国で同じ「ユーロ」というお金を使っているんだ。これは、国と国がお互いに協力して、みんなが便利に暮らせるようにしている証拠だね。
中国:元(げん、Yuan)
中国は日本のすぐお隣の国だね。中国のお金は「元」と呼ばれているよ。
韓国(かんこく):ウォン(Won)
韓国も日本から近い国だね。韓国のお金は「ウォン」だよ。
他にも、イギリスの「ポンド」、インドの「ルピー」など、世界にはたくさんの通貨があるんだ。それぞれの国のお金には、その国の歴史や文化がデザインされているから、見てみるだけでも楽しいよ。
造幣局のHPでは、世界のめずしい硬貨も紹介されているよ!
どうして国によってお金が違うの?
国によって違うお金を使っているのは、それぞれの国が自分たちで「このお金をどれくらいの価値にするか」を決めているからなんだ。
例えば、日本で100円で買えるジュースが、アメリカでは1ドルで買えるかもしれない。でも、この「100円」と「1ドル」が同じくらいの価値になるように、毎日、世界の国々がお金の価値を調整しているんだよ。
もし、みんなが将来、外国に旅行に行くことがあったら、その国の通貨と日本のお金とを比べてみるのも面白いよ!今は、アメリカのお金1ドルは、日本の何円なんだろう?